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2007/05/27

どん兵衛から比較文化論

たまさんの「ねこのように行きたくて」をのぞいて見ると、おもしろい記事がありました。「どん兵衛」の味が東西で違うことに関しての記事です。実際に食べ比べています→「どん兵衛 食べくらべ」

僕は実際に試したことはありませんが、記事は読んだことがあります。確か岐阜を境に味が変わるという内容だった気が。岐阜はどちらだったかな?

僕も何度かこのブログで書いたことがありますが、我々関西人は東西比較が好きです。

ここ400年ほど日本の中央である東京は、特に明治維新の1868年以降は文化の面でも中心となりました。今の東京の人が東京の文化をどこかと比較しようという気はあまり起こらないでしょう。地方から上京する人たちに自分たちと違う文化を感じるにしろ、その地方出身者たちの殆どは圧倒的な東京文化の中に吸収されていくからです。

それに対し、関西は5世紀頃から16世紀まで1000年以上、日本の中心でした。その文化の遺伝子はいまでもいくらか受け継がれています。ことばはその最たるもので、テレビの影響で方言がどんどん消失していく中、関西弁はまだまだ元気です。

その関西人にとって、東京から発信される圧倒的な文化の多くに、違和感が感じられます。
文化なんていうものは、それに属していることを普段は意識しないものです。自分とは違う文化に接して初めて感じられます。ふだんは自分が日本人だと意識していない人でも、海外旅行へ行くと、日本人であることを痛切に感じるのもそのためです。

ともかく、関西人は、東京文化にさらされ続けて自らの独自性に気付き、中央意識の遺伝子を受け継いでいるためか、東京文化にはどうしても迎合したくないのです。それで吸収されることなく文化を保ち続け、違うことを誇るかのように東西比較をしているわけです。

ちなみに、別に東京でなくても、関西人が他の地方の文化に接すると、自分たちとの違いを感じます。でも、その時には素直にその違いを認められるような気がします。例えば、宮城県へ行って地酒の「浦霞」を飲めば、
「やっぱり米どころの酒は違うなぁ」とか何とか大いに関心します。決して灘の酒との比較をしようという気は起こりません。

やっぱり、東京に対しては特別な対抗心(やっかみを多分に含む)を持っているのでしょうね。

附記1)
うどんの違いと言えば、「キツネ」と「タヌキ」もあるみたいですね。
油揚げがのったうどんを「キツネうどん」というのは共通。
油揚げがのったそばを、関西では「タヌキそば」というのに対し、関東では「キツネそば」と言うとか。
ただ、これは東西の違いというより、全国で関西だけが違うようです。

ちなみに僕は、この違いが全然ピンと来ません。
理由1)東京近辺で、ほとんどうどんを食べたことがない。あんな色のうどんは食えません。
理由2)そばをほとんど食べない。
というわけで、油揚げがのったそばを恐らく食べたことがないので、キツネだかタヌキだか分からないのです。

附記2)
関東では、しょうゆでうどんの味付けをしているのでしょうか? あの色は?
関西では、だしで味付けをします。冒頭で紹介した、たまさんのブログを見てください。本当に色が見事に違っています。

附記3)
僕が大学時代を過ごした京都は、超越している感じで、関西とは言え、あまり東西比較に興味がないようでした。決して口にはしませんが、「東京はんは、箱根の関より東にあるいうやおまへんか。箱根の坂より向こうは坂東いうて、野蛮人が住んでるんどすぇ」みたいな雰囲気をかもしだしていました。

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コメント

東京文化に迎合したくない関西人、っていうのは
とてもわかる気がします(^-^;
何となく東京に負けるのは悔しいような気がしちゃいますもんね?
でも、その悔しさはある意味、色々なことで「負けている」と
自分でも認めているからかもしれないな、と思ってしまいました(^。^;)

投稿: たま | 2007/05/27 22:31

たまちゃん、まいど。
そうそう。それは絶対ある。
意識的にしろ、無意識的にしろ、負けてると思うから、いろいろ気になるんやろな。きっと。

投稿: 圭太 | 2007/05/28 08:29

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