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2008/08/17

近江路散歩(1)

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盆休みを利用して、息子と二人で琵琶湖へ出かけてきました。

一昨年までは、毎夏キャンプに出かけていた我が家ですが、去年は日程が取れず、車で半時間ほどの場所での日帰りバーベキューで終わり、今年はガソリン価格高騰のため、電車と徒歩の旅となりました。

明石駅から乗った新快速は、1時間半ほどで、湖西線に入りました。いい天気で、冷房のきいた車内から琵琶湖を眺めていると、爽快な気分。小一時間ほど湖岸に沿って走っていましたが、降りる駅の前の駅を過ぎるとトンネルに入ってしまいました。

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そのトンネルが結構長く、抜けるまでに5分ぐらいかかり、出た所が永原駅。周りは見事な田舎で、ワクワクしますが、滋賀県であることが信じられないような景色。琵琶湖のびの字も感じられない山村といった感じ。一緒に電車を降りたのは、息子と、老夫婦一組だけ。自動改札もなく駅員もいませんでした。

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駅舎もまるで山のログハウスのよう。ネットで調べると、一日の平均乗車客は117人! 都会の駅なら電車一本に乗る人の数より少ない。よく駅には駐輪場がありますが、この駅には駐輪場だけではなく、駐車場もあります。

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ここから、バスに乗ります。このバスがまたすごい。一日に6往復しかないのです。

080813003cocolog_3 写真ではちょっと見にくいかも知れませんが、時刻表の上の水色が平日、緑色が土曜、赤色が日曜のダイヤです。

いずれのダイヤでも上り、下り6本ずつで、朝は1時間おきで3本、その後2時間空いて、また1時間おきに3本という感じです。

電車を降りてから10分ちょっと待ったのですが、まぁ、このダイヤなら、ちょうど降りてすぐにバスがあってよかったと言えるでしょう。

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15分ほどで、「八田部口」に着きました。このバスの路線では、だいたい、写真のように屋根つきのバス停があります。ちなみにバスに乗っていたのは5人です。おばあさん2人、僕と息子、それに運転手。八田部口で降りたのは僕たち2人だけでした。

ここから、田舎道を徒歩でいきます。道端には、まだ8月半ばというのに、コスモスが咲いていました。

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トンボがたくさん飛んでいました。自宅近くではクマゼミばかりなので、新鮮です。

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永原駅と同じく、周りをぐるりと山に囲まれた村です。

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花やトンボが見られたのは、歩き出してすぐのところだけで、後は視界の悪いワインディングの坂道がひたすら続きました。

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天気が良く、非常に暑い日でした。夜のニュースでは、大津は35度の猛暑日と伝えていました。

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ひたすら右に左に曲がる坂道で、野球部でしごかれ、僕よりはるかに体力があるはずの息子は、げんなりした表情。僕は、下調べでこの道がどこにつながるか知っているのでそれを励みにできたのですが、息子にはどこへ行くのか教えていなかったのです。

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それでも、途中で、栗をみつけたり、トンボを見つけたりするとちょっと気が休まったようです。因みに、蝉時雨は、自宅近辺ではクマゼミとアブラゼミですが、ここでは、ツクツクボウシでした。

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半時間ほど歩いて、喉がカラカラになった頃に、急に視界が開けました。
歩き始めた時の集落が下方に見えます。単なる田んぼの風景が非常に心をなごませてくれ、リュックから取り出して飲んだお茶がとてもおいしく感じました。

でも、とりあえずの目標まで恐らくまだ道は半ば。ただし、その見当も僕にはつきますが、息子は、一体どこへ連れて行かれるんだ嫌になっていたでしょう。何が悲しうて、真夏にハイキングせなあかんねん、と。

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道はいつまでも上りが続き、途中には写真のようにガードレールが土で半分埋まっている所もあり、怪しげな雰囲気が増します。歩いている所は、いわゆる旧道というやつで、歩き始めてから1時間近く経っても、出会う人は一人もいません。

もう息子の忍耐も、暑さと訳の分からなさで限界かというとき、ようやく今回の第一目標地にたどり着きました。

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湖北隧道(こほくすいどう)です。

何ということはない古びたトンネルに見えるかもしれませんが、単調な山道を暑い中何リットルかの汗を流してたどり着いた者の目には、非常に美しく感じられます。それにトンネル内はもう平坦なみちのようだし、何よりも向こう側の明かりが希望を与えてくれます。

080813017cocolog_2 うれしいことは重なるもので、歩き始めて初めて他の人に出会いました。

いかにも山歩きの好きそうなおじさんで、僕たちが、写真を撮ったり、お茶を飲んでいる間にどんどん歩いていきました。

僕より10歳か15歳上とお見受けしましたが、全く休憩せずどんどん進んでいかれました。

息子も何かを感じたのか、盛んにシャッターを切っています。

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↑これが息子の作品。さきほどのおじさんが映っています。

僕もこのトンネルはたくさん撮影しました。

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↑奥には希望の光が。

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↑トンネルの真ん中辺りから。トンネルの中は、ひんやりして、風も通り、心地いい。

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いよいよ出口付近。山が見える。もしかして、また上り?

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僕は、結果を知っていたのですが、それでも感動しました。トンネルを抜けると、そこは琵琶湖畔だったのです。

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僕のデジカメは標準と望遠のズームしかないのが残念です。広角レンズってこういう時に必要なんですね。

息子もこの風景の変化には感動したようです。ここでも盛んにシャッターを切っています。

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もっとましなものを撮れるだろうに・・・。画面左が僕です。

トンネルまでは一人しか出会いませんでしたが、この道路は琵琶湖沿いのドライブウェイということで、結構バイクが通ります。車も時々。

ただ、工事中のようで片側は通行止めになっていました。 迂回路を示す看板などもありましたが、何せ目の前は日本一の湖。迂回も普通の迂回どころではないのでしょう。地元と思われる軽トラックが、平気な顔して(?)禁止側を走っていきました。

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今回はこの辺りまでにします。

次回は古戦場です。

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コメント

バス6本ですか・・・。私のところより多いですよ

投稿: 玉井人 | 2008/08/18 08:11

>玉井人さん
えっ! バスが1日に6本より少ない?!
僕の家の周りは5階建ての団地だらけで、昼間は5分か10分に1本ぐらいですが、朝・夕は一度に3本ぐらい続けて来ることもあります。
若い頃は、田舎が嫌いでしたが、今は日本中を田舎にしたいと思っているので、非常に羨ましい気がします。
日本の田舎、特に秋の田舎は世界一ですから。

投稿: 圭太 | 2008/08/22 22:34

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