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2008/10/26

無邪気で 力強い アメリカ?

久しぶりに、写真を離れた記事です。

歴史が浅く伝統がない分、無邪気で力強い というのが僕のアメリカに対するイメージでしたが…。

国にも年齢があるとすれば、もう大人になっている日本や中国やイギリスなどに対して、アメリカは子供でしょう。

建国以来の年数だけでなく、国の性格も子供のようです。物事に対して反応的で、熟慮より即時行動を好み、大きいものと小さいもののどちらかを選べと言われたら、迷わず大きい方を取る。古いものは嫌いで、とにかく新しもの好き。

子供であることにはプラス面もあり、とにかくエネルギーに満ちています。適切かどうかはともかく、始終動いている。嘘がつけず、正直。だから言葉に含蓄はないけれど、力強い。

といったところが、僕のアメリカに対する印象だったのですが、果たしてそうだろうかと思うことがあります。

それは、言葉。アメリカ人は frank で率直に話すから、直接的で力強い。最良の例が

"Give me liberty, or give me death!"  Patric Henry

「我に自由を与えよ、しからずんば死を」 パトリック・ヘンリー

でしょう。ところが、上の言葉は18世紀のものであって、20世紀や21世紀は事情が違う気がしてきました。

米語の「婉曲」表現例
英語米語
die (死ぬ) pass away (通り過ぎて離れていく)
short (背が低い) not too tall (あまり背が高くない)
dustman (ごみ収集人) sanitation engineer (公衆衛生技師)
black (黒人) African American (アフリカ系アメリカ人)
secretary (秘書) executive assistant (重役補佐)
toilet (トイレ) rest room (休憩室)

上の表のようにアメリカには、回りくどい表現が山ほどあります。African American のように差別意識を避けようとするのはまだ理解できるにしても、sanitation engineer とか executive assistant などは見栄を張っているだけにしか思えませんし、pass away や rest room は、本当に内容を適切に伝えたいと思っているのか疑問に思えます。非常にまどろっこしい。関西弁で「しんきくさい」。

中身以上に表面を気にするから、このような表現が蔓延するのではないでしょうか。婉曲表現と言えば聞こえはいいですが、本質から目をそらす半分嘘表現の気がします。そのうち、黒人を not too white (あまり白くない) と呼ぶようになるかもしれません。

ただ、我が日本も、

日本語

新日本語
~致します。 ~させて頂きます。
副作用のある人工食品 厚生労働省認可特定保健用食品
~をお持ち致しました。 こちら~になります。

「ハンバーガーとコーラS下さい」 「ありがとうございます。250円頂きます。」

「ハンバーガーとコーラS下さい」 「今日は、ポテトはよろしかったですかぁ。こちらのセットにされますと、チキンナゲットもついて大変お得になっておりまぁす」

のような表現がはびこっている。遠まわしに言うのが婉曲表現なら、これらもそう呼ぶべきなんでしょうか?

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