紅葉狩り2008 その弐 & 滝めぐり(5)~原不動滝
目的地の原不動滝と赤西渓谷(あかざいけいこく)は、同じ兵庫県なのですが、我が家が神戸西端、播磨南東端なのに対して、播磨北西部にあり結構距離があります。といっても、110kmほどですが、いつも自転車か車でも高速道路をなるべく使わない僕にとっては結構な たび です。普通なら2時間弱でつきそうですが、片道1車線しかない国道で数箇所道路工事をしていたため、2時間40分ほどかかりました。
中国自動車道の山崎ICから国道29号線を走ります。「因幡街道」の方が通りがよいこの道は揖保川沿いを走ります。川の風景が好きな僕は、この道を走っているだけで幸せでした。なかなかいい雰囲気で、期待が高まります。
途中の河原で鷺が集会をしていました。烏も少し交じっています。残念ながら駐車できそうな場所がなく、信号待ちにもならず撮影できませんでした。(信号そのものが少ないところです)
ついつい車窓を眺めてしまう自分に「あかんあかん、運転に集中して、見るのは止まってからにせーよ」と言い聞かせながら進み、10時ごろに原不動滝の下に到着。
#02 駐車場脇
駐車場ですらこの雰囲気。いやがうえにも気分が盛り上がり、ほとんど走るようにして坂道を登ります。
#03 つり橋
原不動滝は有料で \200也 を料金所で支払うと、すぐに吊り橋が。おぅ、おぅ、どんどん盛り上げてくれるやんけ、とかなんとか思いつつ進みます。月曜ということもあり人はまばらです。
#04 うろの中の行者
吊り橋を渡るとほんの少し山道を登るようです。途中で、木の根元にできた穴に小さな像が。明るく見えますが、実際はかなり暗く、ISOを1600にして絞りを開放にしても1/15秒でした。手振れ補正に感謝。
小銭が供えられているのはともかく、向かって左にディズニーキャラクターらしきものを置いたのは誰だ?雰囲気だいなし。
#05 垣間見
木々の間から、滝が少し見えます。おぉ、もうちょっとだ。軽やかに弾むように進みます(軽やかだったはずです、たぶん)。
#06 もう少しで全貌が
滝見台も吊り橋になっています。ちょうどいい場所には先客があり、少し手前で撮影。もうちょっと待っとってな。もうすぐ行くからな。
#07 ついに全貌
おぉ、美しい。僕が見た中では群を抜いています。群と言ってもこれが5つ目ですが。まぁ、紅葉つきという条件も大きいですね。
落差は88mとありましたが、そんなにないように見えます。よく見ると3段に分かれているので、写真には写っていない上下の段を合わせるとそれぐらいになるのかもしれません。
#08 ちょっと引いてみました
望遠ズームばかり使ってしまう僕は、最近なるべく広角も使おうとしています。真ん中ばかりに気が向いてしまう僕には、広く隅々まで配慮するのがまだまだ難しい。
仕事でも、20代の頃は一点集中でしゃかりきになって、まぁそれなりの成果も出ましたが、今考えると細部での問題を、勢いで無視して進んでいたような所が。今は細部へも目を向けようとしてはいます。
#09 滝壺
10年前だったら絶対に滝口の方が好きだったでしょうが、今は滝壺の方がいい。
#10 下段の滝壺
僕がベストポジションに陣取ってからしばらくは吊り橋自体が自分専用状態で、嬉々としてシャッターを押しまくったのですが、その後、大仰な写真機材を持つ方々が続々。アシスタントを連れている人までいました。プロ?
そこで、ちょっと場所を譲って、別の場所から、他のアングルを撮りました。
#11 偶然
更に、撮影会らしき一行が近づいてくるのが見えたので、片付けを始めた所、僕のザックに葉が落ちてきました。が、滝がちょっとしか写っていません。ザックをもっといい場所に置いておけば良かった。
#12 好み
滝見台から最初の吊り橋まで下りる途中で。相変わらず、紅と緑の交じった場所は撮らずには済ませられません。
#13 落ち葉さん、いらっしゃい
駐車場のすぐそばに、うどん屋が。午前中で掃除はまだのようです。おかげで面白い状景に遭えました。
#14 駐車場にて、好み再び
来る途中、工事で遅くなった分、早く次の目的地へと思っていたのですが、車に乗る直前見つけたモミジを、放ってはおけませんでした。荷物を車に積んでから、いい場所を探してしばらくうろうろ。
滝からすぐに赤西渓谷への案内表示があり、それに従って進みますが、案内はそれだけでした。車がすれ違えない細い道を10分ほど進むと、どうやら、渓谷の入口らしき場所が。なかなか美しく、駐車スペースもありましたが、「入口でこれやったら、奥へ行けば、もっと、あんなのや、こんなのや、ウッヒッヒ」 と膨らむ妄想に押されそのまま中へ。舗装はされていますが、木が生い茂り薄暗い道。
5分ほどで取水口がありました。流れは澄んで本当にきれい。そこで舗装道路は終わり、後は砂利の上に落ち葉が積み重なった林道。駐車スペースも少しありましたが、「ここでこれやったら、奥はさぞかし、ウッホッホ」と更なる妄想により再び奥へ。
ところが、行けども行けども紅葉はありません。黄色いのが所々あるぐらい。前日に見た町のホームページには 「渓谷奥のトイレ横に駐車スペース有り」とあったのですが、トイレなど決して現れる雰囲気ではありません。 それどころか、「最近ツキノワグマの目撃情報が増えています」という注意が思い浮かび、急に心細くなってきました。
紅葉の渓谷はあきらめ、絵になりそうな所で我慢することに方針転換。これは簡単でしたが、車の方向転換にはてこずりました。この後が、この前の記事 分っかるかなぁ? 分かるだろうなぁ と 全国の皆さん、お待たせしました。正解の発表です。 でお伝えした写真の撮影になる訳です。
#16 黄葉少し
紅葉の渓谷はだめでしたが、黄葉は少しありました。山口ももりさんが「大自然では紅より黄」という旨のことをおっしゃっていましたが、中自然ぐらいのここでも、黄が優勢のようです。あるいは、この辺りの紅葉には少し時期が早すぎたのか、あるいは遅かったのかもしれません。
#17 色づく山
渓谷から少し離れた山はきれいに色づいているところも。
#18 紅葉発見するも
紅葉がありましたが、もう少しというところで、渓谷とからみませんでした。
#19 黄葉まずまず
少し道が広くなっている所を見つけては停めて、渓谷まで下りました。ハイカーの姿が時折見られ、挨拶を交わします。山と芸能界は常に「お早うございます」と思っていましたが、「こんにちは」でした。まぁ、まだ山の麓ですが。とにかく、見知らぬ人と爽やかな挨拶ができるほど、澄んで気持ちのよい空気でした。あ、「いいの撮れましたか」と声をかけて下さる方も何人かいらっしゃいました。「いや、まぁ」としか答えられない僕はまだまだですね。相手の気持ちの爽快さを損なわぬよう「バッチリやで」ぐらい答えておくべきだったなぁ。
#20 結局、入口
最初、撮らずに通り過ぎた渓谷の入口。ここから奥は上流の雰囲気でしたが、ここから手前は中流の雰囲気です。
車を停めて撮影していると、おじさん、いや気さくな方だったので、おっちゃんがぴったりかな、その人が声をかけてきました。車から見て、キャンプが趣味のようです。
おっちゃん(以下 お):これから奥行くん?
圭太(以下 圭):いや、もう行ってきたところです
お:あかんかったやろ?
圭:結局、ここが一番紅いわ
(あまりに親しげなおっちゃんの雰囲気に僕も丁寧語から関西弁へ)
お:わざわざ来んでも、京都の方がナンボでもええとこあるやろ
(僕の顔がお公家さん風だから…ではなく、そばの車のナンバーに目をやっていたのです)
圭:いや、神戸やで。奥の車。
お:おっ、神戸?ワシもや。垂水やけどな。
圭:えっ、俺も。垂水言うても西の端で、道路渡ったらすぐ明石やけど。
お:あぁ、明舞やな。ワシは水道局の近くや。
何と、家から3時間近くかけて来た所で、自転車で10分ほどの距離の人と会ったのです。こんなこともあるのですね。
それまで、自分の身近にはない滝と渓谷で、芸術的雰囲気に浸っていた(あくまでも「的」ですよ)のですが、おっちゃんの関西弁で一気に現実に引き戻された僕には、話しながらも手際よくキャンプ用のコンロで湯を沸かしそれを注いで食べているカップヌードルが実においしそうに見えました。時計を見ればもう2時。考えてみれば、朝6時にパンを食べて以来、何も口にしていませんでした。
次回は神戸の有馬をお伝えする予定です。
| 固定リンク
「たび・さんぽ」カテゴリの記事
- ようやく出会えた雨(2009.07.01)
- 再訪 其の弐(2009.06.26)
- 再訪 其の壱(2009.06.12)
- 新緑の季節を振り返る~6(2009.06.04)
- 新緑の季節を振り返る~5(2009.06.01)
「自然」カテゴリの記事
- 2000年の時を越えて(2009.06.17)
- 再訪 其の壱(2009.06.12)
- 「できない相談」(2009.06.06)
- 新緑の季節を振り返る~6(2009.06.04)
- 新緑の季節を振り返る~5(2009.06.01)




コメント
圭太さん おはようございます♪
写真どれもすごく綺麗に撮れていますね・・・
どれが一番いいかな?何て1枚1枚見ていましたが、
選べませんでした・・・いい写真がありすぎて(o^-^o)
滝と紅葉、そうかぁ~素敵な風景なんですね
前に、寒いのに滝なんて・・と生意気なことを言ってしまいましたが、ほんと綺麗な写真もせていただけてよかったです!
モミジのアップも、#01 やさしい光を浴びて、#12 好み、#14 駐車場にて、好み再び、3枚とも私の好みです^^
黄葉も素敵ですが、黄葉の中に紅の挿色があるとぐっと華やかになりますね
投稿: vanilla | 2008/11/19 11:30
「ほんと綺麗な写真もせていただけて」
・・・ごめんなさ~い 間違えてます~
「ほんとに綺麗な写真を見せていただいて」
です
相変わらずあわてんぼうでごめんなさい(/ー\*)
投稿: あわてんぼうのvanilla | 2008/11/19 11:34
今年は、原不動滝や最上山の紅葉も見に行く
つもりが、行けないままでしたので、素敵な
写真で紹介して頂けて嬉しく思います!!
揖保川沿いは昨年福知渓谷に行く際に少し走
りましたが、気持ちが良い道ですよね!
投稿: RAG | 2008/11/19 21:24
#04 うろの中の行者、僕は見落としてました。
どこにあったんだろう?
赤西渓谷は行かなかったけど、良さ気なところですね。
来年はもうちょっと体力つけて、僕も行ってみます。
良い写真は体力がないと撮れないってことを、痛感させられました。
投稿: ジョニ | 2008/11/20 00:03
#01、#12、#14 は本当に好みで、同じようなのばかりアップするのはちょっと気が引けていたのですが、気に入ってもらえて良かった。実際には20枚か30枚あって、自分でもどれが良いやら分からないほど撮ってしまいました。風景が写らないなら、遠くにわざわざ出かけなくてもいい気がしないでもないのですが、形の良いのは近所にはないと言い聞かせています。
cocologもコメント投稿者が削除できる機能をつけて欲しいですよね。僕も度々、投稿後に後悔しています。
赤西渓谷と福知渓谷、迷ったのですが、滝が近いことがあり赤西渓谷の方に行きました。揖保川沿いの因幡街道、気に入ったので、今度は福知渓谷の方に行ってみます。
うろの行者は、恐らくジョニさんが「地獄」を感じ始めてすぐの辺りです。写真ではすぐに見つかりそうな雰囲気ですが、実際はめっちゃ暗い中にひっそりと立っていました。そういう雰囲気を伝えられる写真にしないといけませんね。
投稿: 圭太 | 2008/11/20 10:11
こんばんわ、いつもコメント有難うございます。今度は有馬の方へ行かれるんですか? 有馬街道の五社を過ぎて少し三田方面に行ったところに“有間神社”と言うところがあります。こじんまりとした神社ですが、結構もみじも楽しめます。(もし行かれていたら失礼です)
投稿: kiyomaro | 2008/11/20 23:30
いつもアドバイスありがとうございます。本当にいろんな所をご存知ですね。
僕はkiyomaroさんと違って、動きがにぶいので、撮ってからアップするまでが遅いんです。実は有馬ももう行ってしまいました。
でも、有馬は去年から毎年行くことにしたので、来年行ってみます。
投稿: 圭太 | 2008/11/21 09:28