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2008/11/25

紅葉狩り2008 その参

11/17に有馬へ行ってきました。太閤さんの愛した有馬温泉は六甲山の北麓にあります。

#01 見頃
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(本ブログの写真はクリックすると拡大されます)
 

danger長文です。紅葉だけを楽しみたい方は、気にせず文をどんどん飛ばしてください。後半に紅葉が出てくる…予定です。

神戸市内の紅葉の名所と言えば、有馬。とは言っても、嵐山や日光ほど知られているわけではないし、平日だし空いているだろうと気軽に出かけました。

#02 駐車場から望む
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まずは六甲有馬ロープウェイの駐車場へ。と言っても、ロープウェイは乗りません。日本一長く、景色も素晴らしいそうですが、往復で1770円はちょっと…。ここの駐車場が時間ではなく、一日600円と安いから来たのです。ここから有馬の街までは100円のループバスで向かう計画を立てました。

#03 どんぐりと巨大落ち葉
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10分ほど待てばループバスが来るはずでしたが、ちょっと遅れているようです。その辺をぶらぶら。空気がひんやり冷たい。秋も深まったなぁ、などと感慨にふけっている時、

カサカサッ

「痛っ!!!」

僕の叫び声です。何とどんぐりが頭に直撃しました。不吉な予感。そう言えば、ループバスは遅れているし、時刻表も怪しげな雰囲気。

#04 絆創膏による治療を受ける時刻表
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バスは10分遅れで到着します。かわいらしい外観でホッとし、不安はどこかへ行きました。

#05 ループバス
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時刻表によれば、4分ほどで着くはず。目的地は瑞宝寺公園です。

#06 有馬の車窓から
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最初はガラガラでしたが、簡保の宿近くのバス停でお年寄りが大勢乗って来られ満員に。席を譲って後ろの窓からパチリ。

5、6分ほどすると、「次は瑞宝寺公園前、瑞宝寺公園前」というアナウンス。ブザーを押しました。幼い頃、これを押す係でした。さすが名所の近くだけあって、車窓からも美しい紅葉が見られ、車内から歓声がわきおこります。

でも去年もここら辺りを歩いた僕には、新たな不安が…。

「公園、過ぎてもたんちやう?」

「そんなことないんちゃう?」

などと妻と話しているうちに、バスはどんどん駅の方へ。公園から確実に遠ざかっています。たまらず、僕は運転手の所へ行って尋ねます。

「瑞宝寺公園前でブザー押したんやけど」

一瞬ギクッとした(ように僕には見えた)運転手が答えます。
「ループバスですので、ぐるっと回ってから行きますのでそのままお乗り下さい」

ループの意味ぐらい分かるし、乗車前に路線図を見たから、乗り続けたら瑞宝寺公園に行くのは理解できるけれど、ぐるっと1週するのに1時間ぐらいかかるはず。客のご婦人とずっと話しながら運転していたから、停めるのを忘れたに違いない。10年前の僕なら

おまえ、停めるの忘れとったんやろが。おぅ。どないしてくれるんどぃ。今すぐ引き返せ。えぇ?でけへんやと。ほんなら、土下座せぇ。あぁん。勘弁してくれ?それでもプロか。プロの仕事がでけへんのやったら、給料返せ。今月はアマチュアでボランティアとしてやれ。

ぐらいのことは言っていたかも知れませんが、そこは、仕事より自然を愛する人間に生まれ変わった圭太。有馬を楽しみに遠方から来た方もいらっしゃるかもしれない。そんな人たちに悪い思い出を作らせてはいけない、と思い、そうですかとおとなしく引き下がりました。大人になったなぁ→俺。

その後、有馬駅や観光センターの辺りは平日とは思えない渋滞で、坂道を上るお年寄りにどんどん抜かれるような状態に。40分ほどしてようやく公園の近くまで戻って来ましたが、こちら側にはバス停がなく、最初に乗ったところまで行ってそれからみたびここにやってきてようやく降りられるのです。あと30分ぐらいでしょうか。ところが、

「本日は、紅葉狩りのお客様が大勢いらっしゃるため、瑞宝寺公園近くで臨時停車いたします」

やっぱり運転手は最初に停まるのを忘れていたんですね。簡保の宿から家に帰る客が大勢乗ってきたから、てっきり、今から瑞宝寺公園へ出かける人はいないと思い込んでいたのでしょう。しかし、僕が一度尋ねに行ったから、自分の間違いに気付き、それで臨時停車に至ったに違いありません。

大人になったとは言え、まだまだ未熟者の僕はいまいちすっきりしないまま、目的地へ向かいます。坂の途中で、まんじゅうを売っていました。お一つどうですかと、試食させてくれました。

すっかり、機嫌が直り10分ほど進むと、ワイワイ、ガヤガヤかなりの喧騒です。

#07 瑞宝寺公園ようやく到着
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曇り空に時折晴れ間が除く天候でしたが、着いた時は明るい雰囲気でした。見頃のいい時期に来たようです。

#08 紅葉と黄葉
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四阿の屋根に降り積もる落ち葉…、などより、やっぱりこの圧倒的な紅葉と黄葉ですね。ひねくれ者の僕も、これは撮らずにはおれませんでした。

#09 橙に染まる
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拡大するとよく分かるのですが、かなりオレンジがかっています。これは写真を修正したのではなく、紅葉と黄葉により樹木の根元はこんな色だったのです。ほぼ見た目通りです。

#10 野点
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紫と白の幕の向こうで野点をやっていました。高校時代、よく菓子を目当てに茶道部へ行きました。こわいお姉さま方に、菓子を食べるなら作法通り茶を飲みなさいと脅されたことを思い出しました。

#11 今度こそ落ちる葉を捉えた?
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薄暗い林にさしこむ薄光。真ん中やや下に、紅い葉が落ちていっています?
さぁ、今回こそ本当でしょうか。また前回のあの手でしょうか。皆さんのご判断にお任せします。

#12 石畳
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ここ瑞宝寺公園は色々味わいがあります。
この写真は、実はトイレの入口です。他の人に踏まれる前にと思い、用は後回しにし、あわてて撮影しました。

#13 三色競演
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見頃の公園なのに、わざわざ、まだ緑の葉を探してしまう僕は相当変わり者なんでしょうね。やっぱり。うすうす自分でも気付いてはいるのですが。

#14 陰と陽
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簡易ソフトで修正しようとしたのですが、結局どれがいいのやら分からなくなって、元のまま、あるいはほぼ修正なしの状態に戻してしまいました。滝は結構見た目よりきれいに撮れるようになってきたのですが、これは実物の方が数段良かったなぁ。来年、リベンジを果たさねば。

#15 透ける
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おにぎりを一つほおばろうとベンチに腰を下ろそうとした時に、見つけました。ベンチが石づくりなんです。色々味がある所でしょう?

そう言えば、ベンチの横には太閤さんが楽しんだと言われる石の碁盤もありました。本当かどうか分かりませんが。確か、碁が好きで腕もたったのは信長の方だったような気が…。まぁ、あまり詮索しないことにしましょう。何しろ、僕は大人になったのですから。

#16 落ち葉と笹
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笹が結構いい感じでした。紅葉狩りでわざわざ笹なんぞ撮らんでもええやんか、って思うでしょう? 自分でも、半分はそう思っています。でももう半分が言うことを聞かないんです。

#17 笹に落ち葉
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今度は笹の上の落ち葉。すみません、また、半身が言うことを聞きませんでした。

#18 白い幹
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本当は白樺と紅葉の組み合わせがいいんでしょうけれど。白っぽい幹と紅葉って合うんですね。発見。

#19 V
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美しい被写体と、面白い被写体。
僕のカメラには半々の割合で収まっています。
映した結果が美しいか、面白いかは、それはまた別問題です。

#20 広角で仰ぐ
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いつもはあまり使わない広角側で撮ってみました。上を向きすぎて、く、首が、…。

#21 いずこへ行けども
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もうすうかりマイ定番。どこへ行ってもこれが撮れる場所を見つけると嬉しくなります。

#22 苔生す
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瑞宝寺公園は苔があちこちに生していて、親愛なる嫁さんもその点がいたくお気に入りの様子でした。

#23 紅炎
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正に燃えるような紅。ボケで使うのはもったいないのでしょうが、性格がどうも災いして…。

#24 濡れる
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公園の端に細い小さな流れが。水は冷たく、澄んでいました。

#25 紫陽花と紅葉
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その水辺で奇跡の光景。
11月でも咲く紫陽花があるんですね。驚きました。

#26 寝そべる
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最近、低い位置から撮るのが気に入っています。液晶での撮影ができない機種なので、この体勢はキツイのですが。ほとんど寝そべるかのような情けない姿勢です。

#27 黄炎
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瑞宝寺公園、最後の一枚。
今度は燃えるような黄色。こんな色合いの写真を撮ったのは初めてです。

#28 好み…なんだけど
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次の目的地へ向かう途中。
柿があるともう放っておけないのですが、ここの柿はいまいちでした。

#29 色見本
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ただのポプラなのですが、色とりどりで可愛らしい木でした。

#30 苔生す屋根
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宿の敷地内にある古い四阿の屋根の上。もみじの色づきは良くなかったのですが、またもや僕の半分が撮れとうるさいので。

#番外編08111170234d60

懐かしい型のポストが。でも妙に新しい。手入れが行き届いているから?

長すぎる記事におつきあい頂きありがとうございました。

次回は鼓ヶ滝周辺をお伝えする予定です。次は今回よりかなり短くなる…はずです。 

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コメント

は・は。は・・・いがぐりが頭を直撃・・・ですって。は・は・は・・・若いときは元気だったんですって???でも、平和にいきましょう。まさしく燃え立つような紅葉ですね。随分以前に行ったことがあります。太閤さんが碁を打った大石とかも記憶はオボロゲですが見た覚えがあります。最近、特に思うこと忘れっぽいって実は良いことなんです。何度でも、初めて見るように感激できます。とくに、今、古い日本映画のDVDを借りてきて見るんですけど、どれも見たことがるはずなのに素晴らしくて、ビックリ。感動するんです。昨日は「オロシャ国酔夢譚」緒方拳・・・素晴らしく楽しかったなあ。

投稿: 山口ももり | 2008/11/25 09:10

shine 山口ももりさん
最近は、ホント平和そのものです。
僕は映画を2回見ることはないのですが、本はたまにあります。2回目も1回目のような感じで楽しめます。それどころか、同じ本を2回買ってしまうことも度々です。

投稿: 圭太 | 2008/11/25 09:16

有馬の紅葉・・・す、すご~いではありませんか~!!!
被写体がいいのはもちろんなのでしょうけど・・・
みんなすごく綺麗に撮られましたねcamera

圭太さんの軽快なおしゃべりとは対照的に(?)
どの写真もしっとりとした優雅さを出していますねmaple
#09 橙に染まる、#14 陰と陽、#22 苔生す、いいアングルですね
#23 紅炎、すごく素敵です~真似しようにもなかなかこんなポイント探せない気がします
#27 黄炎もいいなぁ~ドキっとするほどの美しさです
いやぁ~すばらしい写真の数々でしたheart
でも、そんな中に#04 絆創膏による治療を受ける時刻表なんてのが挟まってるとこが、圭太さんらしくていいね^^
#25 紫陽花と紅葉ってモミジくっつけなかった?(笑)

生まれ変わる前の圭太さん・・・怖い。でもセリフ面白い~~~
そうやって言いたくなる気持ちよ~くわかりますよ
私でも怒るわ!時間返して~ってpunch

私は日曜日法隆寺に行ってきましたよcar


投稿: vanilla | 2008/11/25 10:17

ほんと長文でした。
私ならこれで1週間分の題材にしますね~
ネタ不足のもうぞうでした。失礼しましたヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノ

投稿: もうぞう | 2008/11/25 19:58

shine vanillaさん
いつもアップするのは、なるべく明るいものをと思っていますが、撮っているのは陰気なものが大半です。どちらが本当の自分なのか分からなくなる時もありますが、何も考えずに写真を撮ると必ず地味なものにレンズを向けるので、たぶん、根は暗いヤツなのに、社交術としてアホなことばっかり口にしている、といったところでしょう。
因みに作為を嫌うので、そのままを写すよう心がけています(これはホント)。#25は、何も引かず、何も足さずにありのままを撮っています。紫陽花はいくつかあったのですが、ほとんどは枯れかけで一番ましな花に運よく紅葉が落ちていました…って書けばさらに疑惑が広まるかな。
えっ、法隆寺! 奈良はずっと行きたいと思ってんねんけどなぁ。奈良市内よりは明日香の辺り。よし、今からPrecious Momentsに急ごう。

shine もうぞうさん
お疲れ様でした。&おつきあい頂きありがとうございます。
僕はネタがある時しか更新しないので、ネタ不足になったことがありません。あ、訂正。3年ほど前、ブログランキングに参加していた時はありました。

投稿: 圭太 | 2008/11/26 08:05

綺麗な紅葉、堪能させて頂きました。バスを停め忘れた運転手さんに寛容な態度に敬服いたします、有馬の素晴らしい自然を二度も満喫できたんですね(笑) 仏様のような御慈悲きっと良い事があると思います。スローライフで行きましょう!

投稿: kiyomaro | 2008/11/26 23:27

見事な紅葉ですねぇ!
有馬か~。
いつか行ってみます☆
個人的には紫陽花が好きですねcat
そういえば、秋紫陽花なるものをお花屋さんで見かけたことが
ありますが、それと同じなのかな?
お花屋さんの子も同じように少し褪せた渋い色をしてました^^

投稿: たま | 2008/11/26 23:52

shine kiyomaroさん
誰かからカッとなった時は10秒数えるといいと教わりました。怒りは大体数秒で収まるそうで、なかなか有効な手段です。次は精神を鍛えて、カッとならないようにしないといけません。

shine たまちゃん
秋紫陽花か、知らなかったなぁ。たまちゃんは、僕より数段生き物について詳しいよな。ぜひご教示を。
大阪方面から有馬へは、高速道路を一旦降り下りないといけないので面倒だけれど、芦有ドライブウェイを利用するのがいいと思う。夕方ぐらいに行って、帰りは芦有の東六甲展望台で夜景を見るというプランで。 芦有の出口から阪神高速の間にはオシャレなレストランもあるし(何しろ芦屋)。藁婚式にいかがでしょう?

投稿: 圭太 | 2008/11/27 08:11

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