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2008/11/21

ガンバレお日さん から 天文学者を政治家に

地球寒冷化 を本気で心配している人がいます。

温暖化の方は何億人か何十億人かが憂えていると思いますが、寒冷化です。誤植ではありませんよ。

11/22付朝日新聞に以下のような記事が出ました。僕が見たのは大阪13版ですが、科学欄だから全国同じだと思います。

太陽 元気なし

活動期 でも 黒点増えぬまま

地球に寒冷化の恐れ

以上が見出しです。本文要約は次の通り。

太陽の黒点減少が研究者たちの懸念材料となっている。

黒点はもともと約11年周期で増減を繰り返し、多い時と少ない時の差が大きい。今はその周期からすると増える時期に当たるはずだが、観測されない日が多い。

黒点は太陽活動を表す指標で、黒点減少は太陽活動低下を示す。太陽の活動低下は地球寒冷化をもたらし、1645~1715年の低下時期には、テムズ川が凍ったらしく、その絵が残っているという。

一方、国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書やその編集にあたった研究者によると、寒冷化の問題は数百年~数万年という長期的視野で考えるべきで、今世紀末までは温暖化の方が深刻とのこと。

要約では外しましたが、寒冷化を心配するコメントを出していたのが京大の教授で、温暖化の報告書作成に携わったのが東大の 気候&%$!"$+*長(役職名が長すぎて覚えられない) というのが面白かった。

政治もからむ直近の問題に取り組む現世的な東大研究者と、数万年というスパンで考えている浮世離れした京大の学者、という構図ですね。もっとも、今の学生は、京大もギラギラ脂ぎったやつが主流だそうですが。

それはともかく、温暖化への対策が急務だと思い込まされていますが、例えば200年後にその対策が完璧に奏効して温暖化が止まり、平均気温が低下し始めた時に寒冷化が襲ったらどうなるのでしょう?

「皆さん、がんがんストーブをつけましょう。歩くのはやめて、できる限りガソリンエンジンの車で出かけましょう。モノを大事にしてはいけません。どんどん使い捨てましょう」

という掛け声がかかり、

「保存されていたDNAから復活したクローンマンモスは、シベリアの研究センターで飼育されていましたが、今朝、永久凍土となった北海道に放たれました」

というニュースが流れるかもしれません。

マンモスの話を出したのは、クローン技術のこともありますが、1970年代に子供向けの本で、氷河期が再びやってくるかもしれないという話が結構さかんに載っていたことを思い出したからです。

コンビニが嫌いで、モノを単なる物質と割り切れず愛着を持ってしまう僕は、修繕しながら長く大切に使うというやり方は大賛成ですが、何でも環境を前面に出して、例えば、わりばしを完全悪者にするような一面的な見方には抵抗を感じてきました。完全循環型社会とされる江戸時代だって、間伐材を使ったものがあったのに。

科学が進んだと言われますが、勧善懲悪的超単純大衆扇動メディアがはびこる今、たまには天文学の話を読んで、長いスパンでものを考えるのもいいかもしれません。内閣にも天文学者を必ず入れるようにしてはどうだろう?長期的視野が欠けると言われる日本の政治家は、大衆受けばかり考えて、僕には音楽性よりマーケティングを重視した小室哲哉と同類に見えます。小泉、安倍、福田、麻生と雰囲気だけで選ばれてきた首相は全て大失敗でした。(その前の料亭で選ばれた首相たちも多くは外れでしたが)

そう言えば、文学部だった僕は完全文系ですが、小学校低学年までは理科が一番好きだったそうです。「圭太君は、理科の時間だけ目が輝いています」と懇談で言われたこともあるとか。

よく、電車とかウルトラマンの怪獣とか異常によく知っているちびっ子がいるでしょう?厳格な父の下、漫画はもちろん、その手の本さえなかった我が家には、鳥と星の図鑑ぐらいしかなく、いつの間にか全部覚えていました。あれがデネブで、これはジョウビタキのオスだとか。

えっ、今? 星で分かるのはオリオン座とカシオペア座、あとは太陽と月ぐらい。鳥は、スズメ、ツバメ、カラスに写真を始めてから、ヒヨドリ、ハクセキレイ、アオサギを覚えました。あの大量の知識はどこへ行ってしまったのだろう?

付記)
有馬の紅葉をお伝えする予定でしたが、写真の整理が、…。次こそ有馬の紅葉の予定です。

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コメント

割り箸の事、本当は間伐材で、しかも、捨てるようなところなんでしょう。地球が寒冷化に向かっていると言うのは聞いたことがります。面白いお子さんだったのですね。私は理科は・・・苦手やったなあ。本を読むのだけは好きやったけど・・・でも、子供の頃に兄の科学雑誌で、「今、太陽が無くなったら」とか「食べ物の体の中の旅」とか・・・学校の事は何にも憶えてないんですけど、本で読んだ時の驚きはしっかり覚えています。

投稿: 山口ももり | 2008/11/21 09:25

shine 山口ももりさん
小学生の頃は、玩具が与えられなかったこともあり、昼間は野球漬けでしたが、帰宅後は本をよく読んでいました。チャンネルも父に支配されていたので。
中1~高2は、夜も友達をうろつくことを覚えてしまったので一冊の本も読みませんでした。高3で進路を考えるようになって久しぶりに読み出して、それ以降今までずっと本好きです。
あ、ようやく『破獄』読み終わりました。ドキュメンタリータッチでぐいぐい押した後にあの結末ですから、非常に印象に残っています。次は『史実を歩く』です。

投稿: 圭太 | 2008/11/21 09:34

圭太さん こんにちは!
へぇ~地球に寒冷化の恐れですか?興味深い話ですねthink
テムズ川が凍ったという映像をテレビで観た記憶があります(リアルタイムかどうかは覚えていませんが)太陽の黒点が減っていた時期だったのですね・・・

>寒冷化を心配するコメントを出していたのが京大の教授で、温暖化の報告書作成に携わったのが東大の 気候&%$!"$+*長
ほんと、面白いですね!
・・・で、私たちはどうすればいいのやら?
寒冷化は数百年~数万年という長期的視野で考えればいいから、まずは温暖化???
わけのわからない私は、多数決に従うしかないのか・・・

政治家は圧倒的に文系の人が多すぎるから理系の人をもっと増やすべき、と聞きますが、やはり理系のしかも天文学者が必要なのですね(笑)

鳥と星の図鑑の知識、もったいないですね
でも、今もよく知ってらっしゃる方ですよ!
私は、星は北斗七星しかわかりませんcrying

投稿: vanilla | 2008/11/21 15:19

温暖化については、いろいろ言われていますが、何をもって温暖化とするのか?
基準は何か?
3000年いや3000万年ほど前は、今以上に暖かかったという報告があります。
たしかにCO2の排出が多いと温暖化になるようですがね~

投稿: もうぞう | 2008/11/21 19:34

shine vanillaさん
自然のいきものの名前をなるべく覚えようとはしています。最近、「雑草」を踏みにくくなってきました。これはイヌタデだ、と思うと。
謙遜されていますが、絶対vanillaさんはよくご存知だと睨んでいます。時々花の名を教えてくれるので。これからもご教授お願いします。

shine もうぞうさん
気分で押されてしまうことがよくあります。ハッと気付く時はいいのですが。

投稿: 圭太 | 2008/11/23 08:21

お・お・お・・・「破獄」と「史実を歩く」を読んでらっしゃるんですね。私は「零式戦闘機」と「戦艦武蔵」で、頓挫。ちょっとこのオボロゲな頭には、難しいです。でも・・・まあ・・・半分くらいは読んでいまして、戦艦、戦闘機のその後の場面はポロポロ読みしました。戦争って壮大なムダなんですね。でも、最近は、国産飛行機も話題になっているんでしょう???今は高峰秀子にゾッコン。これから本屋に注文した本2冊をとりに行ってきます。図書館以外には、もう、彼女の本は余りありません。それに、この本につられて古い日本の名画を借りてきて見ているんですけど、TVが出現する以前。国際的にも評価された日本映画界の黄金期。それぞれの名監督の高揚した、芸術的な創作意欲に目を見張っています。とても、すばらしいんですもの。

投稿: 山口ももり | 2008/11/23 10:45

shine 山口ももりさん
残念ながら、戦争で技術が進むという側面もあります。僕のカメラはニコン製ですが、この会社は確か元は日本光學工業という名前で、三菱の子会社として光学兵器開発のためにつくられたのだと思います。

実は劇場で寅さん以外の日本映画を見たことがないんです。洋画ばっかり。最近、小津安二郎とか黒澤明とかの名作を見たいと思うことがあります。モノクロで光をどう捉えているのか興味があります。見て分かるかどうかはともかくとして。

投稿: 圭太 | 2008/11/23 20:17

実に興味深い記事ですね。
温暖化傾向は文明社会に警鐘を鳴らす意味で必要だとは
思いますが、こういう科学的根拠と長期スパンの考えも
あっていいはずで、あながち外れていないかもしれません。
神のみぞ知る、未来の地球をこうした観測から予測する
学者ももっと出てきてしかるべきですね。

投稿: yama | 2008/11/24 17:16

shine yamaさん
いくら情報伝達が高速化されたとは言え、一旦定まった世界の潮流を逆向きに変えるにはかなりの時間がかかるでしょう。その間に蓄積された行動が誤りだとなれば、それを取り戻すのは何世紀もかかるか、不可能になるかどちらかでしょうね。
人間の実体験はせいぜいここ数十年のもので、百年以上の周期には個人では対応できません。昔は、代々受け継がれた知恵でそれを補っていたのでしょうが、世代間断絶が大きい現代では難しい話ですね。
自然を撮影するようになって、自分の意識が変わってきました。「ど田舎」から「田園風景」へ、「引退した年寄り」から「経験豊かな大先輩」へ。ずっと残したいものが生まれました。

投稿: 圭太 | 2008/11/24 22:22

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