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2009/01/14

明石海峡冬景色

神戸でも雪がちらつくほど冷え込んだ成人の日、家族に呆れられながらも撮影に出かけました。原付で!

#1) 天を衝く群竹
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(記事内の写真は全てクリックで拡大します)

繁忙期でなかなかいつものようには休めず、先週末からの三連休も何とか一日休みが取れただけでした。

それが、12日の成人の日。朝から雪がちらつく中、着こんでぶくぶくになりながら出かけました。袖なし肌着、長袖肌着、シャツ、セーター、厚いグラウンドコート(ラグビーの監督が観戦中にきているようなやつ)、そして靴にカイロ。それでも、原付はつらい。運転中は寒さよりも、「ウォー」と叫びだすのをこらえる方が大変。

ちょうど成人式だったので、幸せそうな新成人を撮れば心温まるかなと思い、明石市の市民会館に出かけました。標準子午線の通る街ということで、市民会館の名は「アワーズホール」。

でも、会場に行って写欲が一気にすぼみました。和服姿がなっていない(僕も和服を着こなせませんがそれはわざと忘れて)。振袖の色はなんだ!原色が多すぎる。よく見ると和服らしい淡い色合いの振袖が多いのだが、たまにいるドギツイやつが目立ちすぎている。それに男どものアホっぽいというか、アホそのものの表情と会話(自分の二十歳の頃はもちろん忘れて)。

それに、新成人対警察の一戦が始まるのかと思うほどの警備。ものものしくて、落ち着いて撮影できそうな雰囲気ではありません。

まぁ、撮りたいものは、無い知恵を振り絞ってでも撮るので、要は、たまたま成人の日と休日が重なったというだけで、それ以上の写欲はもともとなかったのでしょう。どうも、人物は。

で、すごすごと近くの海岸に。

#2) 明石海峡も冬の色
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2週間ぶりぐらいに見る明石海峡は、無彩色の世界。青空や朝焼け・夕焼けの大橋もいいけれど冬景色もいいもんだ…、などと感慨にふける隙を与えないほどの風が吹いていました。上の写真は風がおさまった瞬間で、波はいつもの穏やかな様子ですが、実際は珍しく白波が立つほどの風。

#3) パラレル
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斜めから橋を望む角度だったので、橋で水平を取ったのですが、海面がゆがんでしまいました。この疾風(はやて)のようなカモメ君達も、時折 強風でバランスを崩していました。季節風恐るべし。

#4) 泰然自若 太公望
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驚いたのは釣り人たち。明石の浜に珍しく波しぶきが立つ中、何食わぬ顔で釣りに興じています。#4 のおじさんなどは、ジャージ! ずいぶん軽装に見えました。北風よりも強い太公望。根性を見習わねば。

2時間ほど海岸をうろうろしているうちにすっかり身体が冷え切ったため、一旦帰宅。昼食は たこ焼きでした。大阪周辺の家庭にはたいてい たこ焼き用のホットプレートがあるのです。皆さんの家では?

たこ焼きで温まった後、今度は須磨の離宮公園に行きました。いつもは400円だか500円だかの入場料がいるのでよりつかないのですが、新春無料期間が12日までと聞いたので。(最近かなり怪しい)記憶によれば12歳の時以来。30年近くのご無沙汰です。

ヨーロッパ風の庭園とは言え、この真冬ですから特に何も期待せずに行ったのですが、さすがに園外よりも多くの色に出会えました。この記事の冒頭、#1 の写真も離宮公園で撮影したものです。

朝は雪のちらつく曇天でしたが、午後は時折日差しが。お日様のありがたさが身にしみます。

#5) 小さくても希望の光
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寒気を増す水の風景はやめて!と vanillaさんに嫌がられそうですが、左端にかすかに虹が写っているので許してください。

#6) さくら?
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次は淡い可憐な花。梢は梅、幹は桜のようでしたが、花はどちらでもないように見えます。入場時にもらったしおりを見ると ジュウガツザクラ が1月も開花期間だったので、十月桜かもしれません。何にしろ、梅もまだ咲かない時にこの色に会えるとは思ってもみなかったので、ちょっといい気分。僕は梅が好きなんです。梅干も梅酒も。

#7) 花壇
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園芸品種はもうさっぱり分かりません。数はさすがに少なかったのですが、結構さまざまな色の花が咲いていました。

#8) 束の間の日差し
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ラベンダー? 親愛なる吾が妻がそう申しておりました。人工物の紫はあまり好みませんが、自然の中では時にハッとさせられることがあります。

#9) 枯れ木も山の賑わい
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小さな池に多くの蓮の葉。そばの枯れ木が映り込んでいました。ただ風がなかなかやまず、収まるまでじっと待つ間、本当に寒かった。すぐ横が喫茶室になっていて、コートを脱いでお茶を楽しむ人たちが、怪訝そうに時折こちらを見ていました。そうです、どうせ僕は変わりモンです。

#10) 天狗の通り道
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凍えそうになりながら、喫茶室内の人たちが、本当に幸せそうに見えました。何だかちょっと悔しい気がして、意地になって池畔の撮影を続けました。凪待ちをしつつ #9 のようなのを数枚撮って、今度はレンズ交換。かじかむ手で慎重に。その後、写したのが #10) です。本当はPLフィルターをつけて反射具合を調整した方が良かったのでしょうが、現地では寒さによる思考力低下で、レンズ交換しか思いつきませんでした。

#11) 元祖ナルシスト
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ちょっとした梅林があり、その根元に水仙が咲いていました。ナルシストの語源となったナルキッソス。彼は死んで1本の花になりますが、それが水仙だったとか。それで、水仙の学名には彼の名がついているそうです。

#12) カゴノキ
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これはネームプレートがあったので分かりました。鹿の子模様だから「鹿子の木」という訳でしょう。名前を知って改めて見ると、心が軽やかになったような気が。

#13) 螺旋
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人の手が入っているのだとは思いますが、不思議で、面白い形。

#14) 木漏れ日
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林の中を散策していると、木漏れ日が。全体に明るいのもいいですが、一条の光というのも捨てがたい。

#15) 陰陽
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駐車場の手前で、お日様が頑張って顔を出してくれました。寒い中ご苦労様というねぎらいかな。

この後、夕焼けも撮りに行きたかったのですが、離宮公園で長い時間を過ごしすぎ、また連休最終日で道路が込んでいたこともあり、残念ながら帰途、運転中に日没を迎えてしまいました。

小学5年生ぐらいまでは、冬でも半ズボンだった僕ですが、いつの間にこんなに寒さに弱くなったのか情けなくなりますが、この日の外出でちょっと寒さに免疫が出来たかもしれません。

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コメント

こんにちはチカリンですeye

明石海峡行ったことないですが、
とても景色が綺麗なところなんですね。

shine海もあって食べ物も美味しそう。

ちなみに家に「たこ焼き」作る機械はありません・・・

また遊びにきますね。


投稿: チカリン | 2009/01/14 13:56

おお!やはり成人の日は撮影に行ったんですね~。
実は、自分も人物撮影は苦手です。
なんと言いますか…風景のように情熱が沸かないのかも(笑)

「明石海峡の冬の色」まさに冬色ですね。
空の重い雲、鈍い海の暗さ、見事に冬色です。
紅葉写真に匹敵するぐらい、季節の色を写してますね。

あと、前のバラの写真でも思ったんですが、圭太さんの花や葉の
アップ写真は構図の決め方と背景のボカシ方が絶妙ですよね。
思わず魅入っちゃいます。

投稿: 日光岩魚 | 2009/01/14 22:20

shine チカリンさん
おはようございます。
やっぱり、「たこ焼き器」は関東では普及していないんですね。ちなみに、関西では夜、酒を飲みながらお好み焼きを食べる店が結構ありますが、関東ではお好み焼きは昼ごはんにしかならないそうですね。

shine 日光岩魚さん
雪景色を日の出前から撮影に出かけられた日光岩魚さんに褒められるとちょっと恥ずかしいですが、去年まではただ家で本を読むだけだった僕にしては頑張って出かけました。
カメラを買って最初に感動したのが、「ボケ」です。目で見る世界と違う表現に惹かれました。でも、今は目で見たままに近い、パンフォーカスを何とか撮りたいと思っています。狭い範囲を切り取る望遠と違って、パンフォーカスは広大な風景が必要で、なかなか手近には対象が見つかりませんが、今年の目標の一つです。

投稿: 圭太 | 2009/01/15 08:48

こんばんは。
この前の連休は寒かったんで、明石海峡はまさに冬景色ですね。
釣り人の写真が気に入りました。
寒さが伝わってきます。
寒空の中釣りに興じる人と、カメラを持って散策してる人、
多分どちらも差は無いですよ(笑)
どちらも情熱があって羨ましいです。
僕は寒さに負けて、パソコンでレンズ探し…

今年もカメラライフを楽しみましょう。

投稿: ジョニ | 2009/01/15 23:16

3枚目を見てびっくり! 鳥撮りの腕を上げていらっしゃいますね~。 明石海峡大橋(?)を背景に飛ぶ姿に、ストイックなまでに速さを追求するカモメのジョナサンを思い出しました。

投稿: F54 | 2009/01/15 23:20

shine ジョニさん
おはようございます。僕も今レンズを探しているところです。ただ手元不如意のため、キタムラや神戸のマツミヤカメラなど中古品ですが。レンズって本当にいろいろありますね。僕の本体プラスズームレンズ2本のセットよりはるかに高いものも。まぁ、ボチボチ探し歩きます。

shine F54さん
ありがとうございます。カモメのジョナサンは、作者が原稿を持ち込んだものの何十社と断られて、ようやく出版されたらベストセラーになったそうです。ジョナサンの執念がそうさせたのかもしれません。そんなことを知らなくても、楽しめる小説ですけれど。

投稿: 圭太 | 2009/01/16 08:17

カメラを持って始めてじっくり見るポイントってのもあるのでしょうね。面白い映像をたくさん拝見しました。明石海峡も冬の色・・・凄い迫力ですねえ。

投稿: 山口ももり | 2009/01/16 18:35

圭太さん~お久しぶりです!
私もちょっと忙しくてブログ放置状態でした(。>0<。)

たくさんいい写真撮ってらしたのですね!原付で!(元気!!)
原付って、自動車より小回りが利くし、自転車より行動半径が広がるし、なかなか便利ですね!
でも、この季節に乗るには勇気がいりますぅ~^^
「ウォー」と叫びだすのをこらえながらの撮影、カメラマン魂を感じます

成人式、TVでしか観ていませんが、確かに派手やなぁ~と思いますね
私は成人式には出ませんでした(暇な時、私のブログの「二十歳の原点」読んでね・・・宣伝^^)

ほんと、みんな綺麗に撮れています
ナルシスト君たちもいい感じ・・・私先日庭の水仙撮ったのですが、まったく水仙の良さを伝えられない写真ばかりでした(泣)
圭太さんの水仙はうまく花の魅力が表現されていますhappy01

私もカメラぶらさげて出かけたくなりました
徒歩で^^


投稿: vanilla | 2009/01/17 13:31

shine 山口ももりさん
そうです。曇りの日は鬱陶しいだけでしたが、雲の厚みや色に興味を持つようになりました。明石海峡にも厳しい冬の顔があることも初めて知りました。

shine vanillaさん
いいですねぇ。水仙の咲く庭。冬にも花が咲くように色々考えて植えているんでしょうね。家で季節が感じられるのはうらやましいっ!
水仙は日を浴びているところを撮ろうと、日差しが出るのを待って撮影したのですが、曇りの中の方が寒さに咲く姿を伝えられると思い直して撮ったのが、上の写真です。
もう少し、この時期に暇があれば、雪の中の撮影にチャレンジしたいのですが…。いつか、きっと。

投稿: 圭太 | 2009/01/18 18:30

ついつい写真に夢中になる気持ちはわかりますが
(私も海では何時間でも写真を撮ってられると思います)
風邪などひかないように気をつけてくださいねwink

投稿: たま | 2009/01/21 18:14

shine たまさん
お気遣いありがとう。でも、最近、撮影のおかげで、子供の頃ほどではないにしろ、少しずつ耐寒性が復活してきつつあります。今も、部屋の換気のため窓を開け放しています(室温7度)。
いつまで寒さに強かったんだろうと振り返ると、中学の時は水泳部で、正月には「初泳ぎ」と称して海で泳いでいました。だから15歳までは強耐寒性を持っていたはずです。その後はあまりよく思い出せないんだけれど。

投稿: 圭太 | 2009/01/22 09:34

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