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2009/05/23

Growing up 1

#1) 清水寺山門
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(写真は全てクリック→拡大)

ゴールデンウィーク中に書くといいながら、ずるずると先延ばしにしていた「自分にとっての重大事」。ついに書きます。

ただ、何度がお断りした通り、世間の皆様にとっては、隣の飼い犬がクシャミをしたほどのことです。

まず、今回は記事と写真があまりリンクしていません。ただ、全く無関係でもありません。あまり気にせず、何となくご覧下さい。

#2) 御嶽山みたけさん より望む北播磨の山並み
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訪れたのは清水寺、と言っても、漢検と仲良しで金儲けが好きで舞台のある方ではなく、御嶽山清水寺、通称播州清水寺です。場所は…、ちょっと表現しにくいのですが兵庫県中東部で北播(ホクバン 北播磨のことです)と呼ばれている辺り。あ、立杭焼(丹波焼)で有名な立杭がすぐ近くですから、北播と言っても播磨の端で丹波との国境の辺りです。

#3) 山上は桜と新緑の競演
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訪れたのは4/27。神戸の沿岸部では、八重桜も終わり、つつじ や あやめ が咲き始めていましたが、御嶽山みたけさん は神戸より北にあり、標高も400か500mくらいあるので、まだ満開の桜が残っていました。八重桜の他に、右近や御衣黄ギョイコウ という緑色の珍しい桜もありました。

#4) 新緑に包まれて
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京都の清水寺の千分の一か、一万分の一ぐらいの込み具合。まぁ、要するに誰もいないひっそりとした雰囲気。静寂な新緑の森を歩くのは非常に心地よいものでした。新緑だけでなく、春紅葉も結構みかけました。

#5) シャクナゲと新緑
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特に見事だったのがシャクナゲ。シャクナゲがこんなにいいものだとは知りませんでした…、などと書いていると、いつもの記事と変わりありませんね。そろそろ本題に入らねばと思っていはいるんですが…。

#6) 陰影
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結論から言うと今回は、いつものように一人で出かけたのではなく、連れがいたのです。

父親です。

#7) 苔むす石垣
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親父を連れて行ったというだけなら、普通は、ちょっとした親孝行に過ぎないのでしょうが、僕にとっては重大事で、デタントなんて若い人には分からないと思いますが、まあベルリンの壁 崩壊と同じぐらいの出来事なのです。

#8) 本堂にも人影はなく
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僕は父親と折り合いが悪く、中学時代からほとんど口をきいていなかったのです。学生時代の友人には、「お前より俺の方が親父さんとの会話時間が長いよな」と言われました。誇張ではなく、文字通りの事実です。

#9) 寒の戻り、北風が雲を運ぶ
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親父は職業を転々とし…、いや、やめましょう。愚痴が延々と続くことになりますので。

思い切り縮めれば、貧しいのに家にはあまり金を入れず、母に苦労をかけ続けていたと僕には思えたので、父親を嫌いぬいていたのです。

#10) 別院の前にもシャクナゲが
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父親が金を家に入れなかった主因が趣味の写真でした。常にカメラを数台所有し、撮影のため全国各地を飛び回っていました。有給休暇は毎年、春が来る前に使い果たしていたようです。

#11) 別院横の小径
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とにかく父親のようには絶対になりたくないと思って育った僕は、写真を撮ることも嫌い続けてきました。子供ができた時も、一眼レフなんて欲しいとも思いませんでした。

#12) 苔の広がる庭
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そういう僕も大人になりました。

<長くなり過ぎたので、続きは5/26にアップす予定の第二弾で書きます>

#13) 清水寺の位置
(地図中の 「+」で拡大、「-」で縮小、矢印でスクロール)

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コメント

お父様との間にそのような確執があったのですね。
自分も、父親が嫌いな時期がありました。
父は何も趣味を持たず、週に一度の休日はいつも家で
テレビを見て過ごしていて…今の自分とは正反対で。
平日の水曜が父の休みだったので、
水曜日には家に帰るのが嫌でしたね…
そんな親父も自分が大学1年生の時に他界してしまいました。
今にして思うと、仕事一辺倒で楽しい事を何も知らないで
あの世に行ってしまった気がして…
趣味や楽しみを持たない人生もまた、寂しいと思います。
今では、もっと親父と話をしておけば良かったと後悔してます。

写真と文章から、お父様と歩かれた清水寺での様子が
浮かんできます。
これを期に少しずつ、お二人で本音の話が
できるようになるいいですね。
たまには父と息子で酒を酌み交わすのも
良いかもしれませんよ。

投稿: 日光岩魚 | 2009/05/23 19:36

shine 日光岩魚さん
そうですね。あともう少しすれば、酒を酌み交わすこともできそうです。
僕が一方的に、嫌いだとか、許せないとか言えるのも、父が健在だからこその甘えですね。
子供を育てることがいかに大変なことか、自分はまだその道の半ばですが、見に染みています。

投稿: 圭太 | 2009/05/24 18:38

う・うーん・・・私は父には、もう、ゾッコンです。父が57才で死んでしまったこともあるでしょうけれど。父は書道にばっかりお金を使って、母は死ぬ間際でも、父のことを恨んでいるようでした。でも・・・やっぱり、私は父は大好きです。完璧とは云いませんよ。主人が時々「どうや、あの世でお父さんにおうたら、今なら反対されへんやろ」って云います。未だ青かった主人との結婚に反対したことを今でも、悔しがっています。男同士って、結構、張り合うンでしょうね。願真卿のこと、コメントに書いてくださいましたね。私も、ずーっと、書道をやってきまして、私なりにひたむきだったと思うのですが、「王義之が、なんで、ええんやろ。それがわかるまでは書は止めへん」って考え続けてきたんです。父が「書は素晴らしいもんや」って云ってたというだけの理由で続けました。顔真卿についても、その内にブログで自分の、考えを書いてみたいとは思っています・・・が・・・難しいですねえ。

投稿: 山口ももり | 2009/05/26 18:38

shine 山口ももりさん
結局、自分を潔くありのままに見つめ、受け入れられるかだと思うんです。
似たもの同士で、自分の嫌な部分が相手に見えるから相手を嫌い、そうすることによって自分の嫌な部分が表出するのを防いでいるだけな気がします。
ももりさんのように、「好き」と素直に言えるようじゃないと、芸術は難しいのだとも思います。

投稿: 圭太 | 2009/05/27 09:11

シャクナゲと新緑、日陰の石楠花

比較して見ると面白いです
写真のことなどまだまだわからない私には、写真から圭太さんの個性を感じることなどできませんが、光と影を綺麗に捉えたお父さんの個性、優しく柔らかな光を感じさせる圭太さんの個性・・・上手く表現できないのですが、そんなお二人の個性を感じました

投稿: vanilla | 2009/05/27 09:42

shine vanillaさん
写真で自分の個性を出す。いいですねぇ。憧れます。いつかそういう高みにたどりつけるよう撮り続けたいですね。
ちなみに、父は完全フィルム派で、デジカメは持っていません。それどころか、パソコンを触ったこともないという男です。

投稿: 圭太 | 2009/05/28 08:24

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