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2009/06/04

新緑の季節を振り返る~6

新緑の季節を振り返るシリーズも最終回。何とか入梅前に終えることができた。

あ、でも最近は、判断力の弱まった気象庁が、後になって 「実はあの時が梅雨入りでした」 なんてしまらない発表をすることがある。あれは反則だ。

#1) 夕暮れ 農村にて
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(記事中の写真はクリック→拡大

今回は、「えっ! これ神戸?!」 という風景をご紹介します。

#2) 林に包まれた三重塔
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石峯寺(神戸市北区淡河町)

今回は、5/25に訪れた、神戸の北東部と西部を。六甲山の北側には、のどかで雰囲気のある田園風景が残っている。

最初に訪れたのは淡河町は石峯寺。おうごちょう の しゃくぶじ。この辺りは読み方の難しい地名が多い。

#3) 塔の裏側
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石峯寺はこぢまんりとした寺だが、ひっそりとしていて、この日の物憂げな曇り空とよく合っていた。

#4) ごんべぇが種まきゃ
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曇天は石峯寺にはちょうど良かったが、この日のメインテーマは棚田。映り込みをねらっていたので、天気予報通り晴れることを期待していたのだが…。

ただ、烏が味のある様子に見えたのは、曇り空のおかげかもしれない。

#5) 雲の切れ間が広がるも
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石峯寺を後にし、見当をつけていた場所に向かった。google の航空写真で棚田らしきものが写っている辺りへ。同じ神戸市北区の大沢町。おおぞうちょう、やはり難読。

ところが、現地は既に荒地と化していた。大型の機械が入らない棚田は、人手がかかるので跡継ぎのいない農家は耕作をあきらめざるを得ないのだろう。

仕方なく、勘で棚田を探すことに。やっと、いい雰囲気の場所が見つかったのが、上の #5。ただ、斜面の下の方は代掻きをしていたのに対し、上の方は、写真のように荒地寸前。ほぼ萎えた気持ちを奮い立たせて、あと少しだけ探すことに。

#6) 田植えをひかえて
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見つかりました。小さいながら方形をした普通の田と、棚田が交じる集落。同じく大沢町の日西原。ひさいはら。読み方を知っただけで親近感が増す。

すっかり気分が高揚したが、やはり、五月晴れの下での撮影をしたい。ここは、ぜひもう一度訪れよう。

#7) 造形美
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四角い田んぼしか見たことがないので、実に面白かった。見飽きない、いつまでも残したい風景。

#8) 落日
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ちょと他に寄る所があったので帰宅。でも、だんだん晴れ間が広まる空を見ていると、どうしても棚田に写る夕日を撮りたくなった。

ただ、神戸の西南端の自宅から神戸の東北端の大沢町まで行くと完全に日の入りを逃してしまう時間帯だったので、バイクで10分ほどの水田へ。神戸市西区。タイガースの真弓監督の家からすぐ近くだが、住宅地から急に田園風景に変わる辺り。

#9) 染まる梅林
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7時前後だが、田植えの時期で、多くの人が農作業をしていた。道が狭く、また作業の邪魔にならないようにする場所が見当たらない。落下速度を増す太陽に焦りを感じていると、農家の方が「こっちぃ、かまへんでぇ」 と声をかけて下さった。おかげで、日の入りに間に合いました。ありがとうございます。

#10) ゆうまぐれ
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あの大沢町の棚田は、絶対 再訪する。夕日に誓った。

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コメント

私も先日、日本海側を通って京都に帰りました。その時の水田に移った、真っ赤でまん丸な夕陽の美しかったこと。色の省略と幾何学的な構図が、水面でなければ撮れないような写真にしてくれるのでしょうか。

投稿: 山口ももり | 2009/06/04 09:47

shine 山口ももりさん
水って本当に不思議です。美しさや醜さを増幅することもあれば、中のものを押しとどめて容易には表に出さない面もあります。
フィルターで光線をコントロールすることもありますが、今回の写真は全てフィルターを通さずに撮ってみました。

投稿: 圭太 | 2009/06/04 10:24

圭太さん こんばんは(o^-^o)
田植えが終わったばかりの田んぼに映り込む夕日、私もずいぶん撮りました
でも、こんなに綺麗には撮れませんでした
写真の腕も違いますが、場所が全然違います
すばらしい景色ですね!
三重県にも南の方に棚田があるらしいのです
今年は一回行ってみたいなと思いつつまだ行っていません
秋の実りの頃に行ってみようかな?

>#3) 塔の裏側
この写真も素敵ですgood

投稿: vanilla | 2009/06/04 22:00

shine vanillaさん
#2)~#7)の写真は家から車で1時間半ほどかかる場所で、周囲も味のあるところですが、#1)と#8)~#10)は家から原付で10分、地下鉄のまずまず大きな駅から5分という場所です(その駅にはイチローがブルーウェーブ時代に球場からランニングで通っていたケーキ屋さんがあります)。
いやぁ、光と陰影は本当に芸術家ですね。技術や場所のまずさを消してくれました。
ちなみに、#1)と#10)は18mm(27mm相当)の広角レンズで思い切り水田に近づいているので、広大に見えますが、写っている田は斜面にあるため小さなものです。
最後に、水田をたまらなく撮りたくなったのは、vanillaさんの三千院の記事の最後の写真を見て以来です。

投稿: 圭太 | 2009/06/05 09:19

>vanillaさんの三千院の記事の最後の写真を見て以来です。
そうだったのですかぁ~・・・
こんな風景は、稲が大きくなるまでの短い時期にしか撮れませんものね
でも、いっつも私よりずっと上手く撮られるので・・・悔しいなぁ~って、当たり前だけど(´・ω・`)ショボーン

投稿: vanilla | 2009/06/08 09:42

本当に難読地名が集まっていますね。北海道にも長万部(おしゃまんべ)みたいなアイヌ語由来の地名があります。

今回も秀作ぞろいですが、3,7が特に面白いです。抽象的水墨画という感じかな。7は、モンドリアンのコンポジション(だったかな)を思い出させます。

また違った表情の棚田期待してます。

投稿: joy | 2009/06/10 10:38

shine joyさん
北海道はもう、それこそ難読地名の宝庫ですよね。それに、何より、あふれる自然。北海道に行ったのは写真を撮らない時だったので、妻と一緒に行きたいと思っていますが、なかなか…。

絵心のない僕は美術史も全くだめで、モンドリアンも初耳でしたので、検索してみました。面白いですね。「ニューヨーク」という作品はストリートとアベニューが直交する様子を表しているのだと思いますが、僕でも描けそうな気が。ああいうのは、最初にやらないと意味がないんでしょうね。

投稿: 圭太 | 2009/06/11 08:41

これだけのいい写真を撮られるのですから、絵心は充分おありでしょう。いずれ、北海道にも来られて、函館の「出来過ぎ」の夜景も作品にしてください。

私はかなりの知高振男(シッタカブリオ)なので、中学の美術教科書にあったのを想い出したんですが、インターネットは便利ですね。私もチラッと覗きました。コンポジションは中期の大振りのものがシンプルで力を感じます。圭太さんの写真で想い出したのもこの辺のものです。

投稿: joy | 2009/06/14 11:59

ブログへの書込みありがとうございました。
日西原、行かれたんですね。
私も何度か行って撮影したことがあるんですが、道が細くて車で移動しにくいところが、難点です。
また、いいポイントがあったら教えてください。

投稿: なかむら | 2009/06/14 23:55

shine なかむらさん
確かに道が狭いので、車で行くのがはばかれるのですが、公共交通機関で行くのが非常に難しい地区なので…。
北区もかなり開けたところが多くなってきましたが、淡河、大沢、山田といった辺りはいつまでも残したい地区です。

投稿: 圭太 | 2009/06/16 08:30

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